「ものはたくさんあってもいい。そこに秩序があれば美しい。」〜猪熊弦一郎の言葉〜

028 Jean Paul Gaultier Trompe L`oeil top(via my closet no.6)

treasure NO.028:ジャン・ポール・ゴルチェだまし絵Tシャツ

パッと見、デニムジャケットとボーダーの重ね着風・・・ですが、実はこれ1枚のカットソーTシャツ。だまし絵プリントがユニークなジャン・ポール・ゴルチェのもの。ゴルチェの定番といえば、このネイビーとホワイトのセーラーボーダー。彼自身も愛用のユニフォーム代わり。オリーブ出身の私ももちろん、セントジェームスをはじめボーダーTシャツは10代終わりの頃から大好きなアイテムでしたが、歳を重ねていくと、どうしても子供っぽくなってしまいがちなので、最近はあまり出番がありませんでした。ボーダーと言えども、私の中のボーダーはこの色のみ!いろいろとカラフルなパターンもありますが、興味はありません。でもセントジェームス の定番のだと素材が厚すぎるし、もう少し薄手の素材感でボートネック部分が広めのデザインで、やや大きめサイズ・・・と、いろいろ、こだわりすぎていると、なかなか出逢えないパーフェクトな1枚。そんなとき見つけたのが、この“おもしろデザイン”。ゴルチェのボーダー愛には本当に頭が下がります。ボトムは同系のリアルヴィンテージ(兄のお古)のリーバイス501でコーディネイトしましたが、カーゴパンツやゴルチェ自身のように太めのホワイトパンツとも合わせたい!パーフェクトな1枚に出逢うまで、この子で楽しみましょう。

ps
私の憧れのボーダースタイルは、映画『COCO AVANT CHANEL』の中でオドレイ・トトゥ演じるココが海辺で網を引くセーラーの姿を真似て、自分なりに着こなすシーン。当時、コルセット付きのドレスが主流だった社交界に男装して現れたり、やっぱり“自分らしさ”を究極に突き詰めた潔さがとてもカッコよくて、さらに、そんなマニッシュはスタイルにも関わらず、どこまでも漂う女性の色気・・・。永遠の課題ですなあ~。
 
※今回は番外編。via my closetと題しまして、私のクロゼットの中の大切な宝物たちを自分なりにスタイリングして撮影してみました。詳しくは、こちらjust thing...もご覧下さいませ。